座談会 インターモーダルとITS(No.29)
サイバーレイルとITS研究会


○赤羽委員長 さて、サイバーレール研究会と本ITS研究会は、連携していけそうですかね。

○荻野 というか、実はサイバーレール研究会というのは完全にオープンでやろうと思っていたんですけれども、余りオープンでやると、鉄道ファンなんかがいらっしゃるといろいろ雑音が入っちゃうといけないなということで、セミオープン。相手をちゃんと確認して、おかしくないなという……。(笑)個人単位なんですけど、相手が普通の議論をする方でありますよという人だったら。

 ですから、ホームページではあくまでも大体のことしかご報告しない。議論は全部メール単位でやろうと思っています。そういう意味からすると、研究会と研究会が交わるというよりも、我々としては、ここに出席していらっしゃる皆様が個人会員として、もちろん背中に背負ってもいただいてもどちらでも結構なんですけど、そういう格好でいろいろ言っていただくとありがたいと思っています。

 それから、今日はちょっと出さなかったですけど、我々は旅客相手、人間のことしか話していないんですけど、貨物はどうするんだ、荷物どうするんだと言う議論が抜けているのです。先ほどもちょっとありましたけれども、荷物があったらどうしたいとか、それがちょっと弱点なんですよね。1人がふらふら歩いているにはこの方法でいいんですけど「荷物があったらどうするの?」「やっぱり車でしょう」という話になって、インターモーダルを一番阻害するというんですか、そういう……。だから、そういうアイデアのレベルを超えて、本当にデータを定義して何かやっていくためには、たたき台をつくって見せないといけない。そしてXMLでも何でも誰かがゴリゴリつくって見せて、ああだこうだという議論ができるような場としてやっていけたらなという気はしているんですけどね。

 そういう意味では我々は、その場を使って我々サイバーレールというものが磨かれれば、いろいろなご意見をいただければいいと思っていますので、拒絶するとか、これはけしからんからちょっとやめておこうとか、鉄道に対する批判は削除するとか、そうではなくて、建設的でありさえすれば、大歓迎です。例えば、データの定義というんですか、お互いが共通に話し合うことが必要です。結構言葉が違うんですよね、鉄道会社でも。

○赤羽委員長 「今度」「次」とかね。

○荻野 そうそう、「今度」「次」が一番有名ですけど。

○羽藤 それ何ですか?

○赤羽委員長 「今度」の電車と「次」の電車と、どっちが先に来るんでしょうかって、鉄道会社によって違うところがあるんですよね。

○羽藤 ああ、なるほど

○荻野 関西と関東が違うとか、いろいろ説があるんですけど。

○羽藤 阪高と首都高も「感知器」「検知器」違いますよね、ディテクターが。

○本多 昔のJHと首都高の情報板で渋滞の先頭の言い方が逆で矢印を使って合わせたとか。

○荻野 結構くだらないところで言葉が違っているんですよね。そうすると、計算機に乗っけたときにえらい混乱してしまうじゃないかとか。だから、そういうものをまず統一するだけでも結構な労働なんですよね。
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