交通シミュレーション委員会 H13年度運営幹事会議事メモ 1.日時: 2002年3月15日 18時〜21時 2.場所: 商工会館7D会議室 3.参加者:桑原委員長,赤羽委員,内田委員,宇野委員, 岡委員,尾崎委員,久保田委員,中野委員,堀口委員, 吉井委員,吉崎委員(ご異動ご挨拶), 大口 以上12名 4.議事 (1)クリアリングハウスの運用方針と作業案(H14年度)[堀口] ・基本的に了承 ・「1.」のページをtopとするとしても,「4.」の手続きを通ったものを載せる, ということになっている,ということがよく分かるような, 掲載に至る作業のフローを載せてWWW上に掲示するよう配慮が重要. 「4.」という研究会の活動を通して「1.」が掲示されている, というコンテキストがわかるように. ・FAQのページを設ける必要があるのではないか. (2)第1部会[吉井]資料3部,1枚メモ+A4表+B4表 ・基本的に了承. ・用語暫定決定: モデルの基本性能の検証のこと → 「基本検証」=verification モデルの複合性能の検証のこと → 「複合検証」=(未定,委員長預かり) 実データを用いた検証 → 「実用検証」=validation (3)第2部会[宇野] ・「適用マニュアル」は部会マターではなく,タスクフォース的に取組む → 桑原委員長から全体像を出して,運営幹事会メンバで揉んで行く. 「全体像」の中には,第2部会から挙がるボトムアップ的なコンテンツ, あるべき論ような,トップダウン的なコンテンツ, など色々ありうる ・どういう場面でシミュレーションを使うべきか, 静的な分析で済ませるべきか, 対象とする現象に応じて/得られるデータに応じて/データ収集にかかる費用/ どうやったらデータが入手できるか/ どういう特性を有するシミュレーションを利用すべきか, 動かし方,結果をどう集計し,どう読むか ・このマニュアルの目的は,「適用するときのノウハウを提示」 各段階でツボとなるようなものを提示したい 通しで読まなくてもよい,必要な項目だけ読めばいい,ようにしたい → 流れを示す本(基礎編)+TIPS集(応用編) ・シミュレーションは実はシミュレーションだけで使うわけではない. 実際は,たとえば「交通アセス」という場面で道具としてシミュレーションを 使うので,むしろそうした使う場面別の使い方の方が,利用者は知りたい. ・適用事例に対してAwardを作ってはどうか. best practice賞/勇気を称える賞(失敗事例に対して) ・失敗事例というわけではないが,苦労した部分/ツボ/ノウハウを盛り込みたい. → 座談会のような企画でこうしたノウハウを出してもらえないか. ★以上,色々な話題が出て方向性が固まったわけではないが, とりあえず桑原委員長が叩き台を作ることになった. (4)第3部会[大口] ・データ収集は,この部会の仕事である.少なくとも準備をする. こんなデータを集めてくれ!(調査をしてくれ)という調査仕様書を第3部会で作って, 第3部会から運営幹事会へ上げてはどうか? → 国交省にそういう予算をつけてもらえるように働きかける,ということもあり得る. ・本日この会議の間でも,いくつか可能性のありそうなデータ: 昨年度IATSS委員会で集めたデータ(久保田委員・岡委員) 那覇のデータ(桑原) AHS組合のデータ(桑原) ・Validationマニュアルというものは, Validationデータセットと対にして必要とされるものかもしれない. ・シミュレーション認証プロセスの中に,verificationの次に, 公表されているvalidation用データセットを利用してvalidationを行って, しかるべき結果を出したものが,認証される,という考え方になるか? → 「しかるべき結果」の判断が非常に困難. 「認証」をイメージしたプロセスにvalidationは入らない可能性も高い. ・持参金としてValidationデータセットを持参して嫁入りをする(認証される) という可能性もある [今後警察で整備・公開される予定のデータ](岡委員) ・全国の感知器による交通量・リンク旅行時間・区間旅行時間・渋滞長 ・光ビーコンによるOD ・サイクル・スプリット ★桑原委員長から提案される予定の「適用マニュアル」の全体像を待って, その一部分を構成するものとして「validationマニュアル」を考えていく (5)第4部会[中野] ・シミュレーションを適用すべき場面を体系的に整理 ・シミュレーション手法の普及へ向けての課題 @認証/ACHによる適用に向けた技術的支援/B行政への働きかけ ・まず取り掛かりは,Aを中心的に取組む.その後Bか. 以上各部会の平成14年度のタスクの方向性をまとめると次の通り: 第1部会:検証マニュアルを準備する 第2部会:適用事例を準備する 第3部会:データセットを準備する 第4部会:simulationの使い方の諸々の枠組み(広く捉えた)について提案する