交通シミュレーションWS in 京都(嵯峨嵐山)

2001.12.21-22

記録:坂本邦宏

(※敬称略)

1)経過報告+自由討議(10:00-の途中から記録開始)

岩岡)

・交通管理者への推進、契機付け、

・費用対効果の定量的推定が需要

赤羽)

・継続のための仕組み作成として事後評価の認識形成へむけて

桶屋)

・実務上アセス、立地法ではシミュレーションは不要か(飽和度で事足りる)

・他分野とのリンク

・パラメータ設定の難しさを痛感

中野)

・シミュレーションの対象、規模の設定が難しい

・実務への説明のためのステップとして手法の有効性を示す指針の作成が必要か?、

高山)

・アセスは飽和度議論で終わっている現状、各地に適応の事例はないのか?

・義務付け+利用促進の仕組み

中川)

・公共交通はシミュレーシbョンに適している、アセスの本筋は計算結果を市民の目としての実質的に見える形にすることが重要

赤羽)

・アセスにおいて既成事実(シミュレーションの利用)を作成するのも有効

羽藤)

ITSの進展でオブジェクト(車、人)の全行動が把握できる時代が来ればシミュレーションモデルのライフタイムは実は短い。現在のシミュレーションモデルのあり方が変わるはず。

・デファクトスタンダードを狙うドラキュラの様に、シミュレーションへの入力データ整備(メタデータ)が必要

・教育制度の充実

 

2)話題提供(10:15-

加藤)DEBNetSVerificationValidation

validateにおける旅行時間の適合性検討の方法

馬場園)WATSimKLD)とTRANSIMS(20014月に発売予定 リナックスマシンの並列処理)

・海外パッケージの導入の問題点

・欧米と日本では合意形成の土台が異なる

中山)適応型マルチエージェントを用いた交通システムシミュレーション

・恣意性の話題で白熱議論

 

昼食(部会長会議)

 

3)グループ討議(13:15-

検討のためのネタ例)

3年後と10年後(例えば、アセス指針、認証制度、CHSIMシステム、検証システム))

・企画組織、運用組織、社会的仕掛け

・実効性の担保(動機付け) 誰へ向けて(利用者、客先、社会)

 

 

 

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Bグループ討議

堀口)第二部会

・実務ベースにおける事例収集(目的とプロセス)を積み上げが必要

吉井)

・事例収集を行うだけでなく、こちらから提示する方向の時代のはず

・入力・出力フォーマットの確定が重要

羽藤)

・コンサルティング業務のための事例収集とそこからの認証制度

・ターゲット(SIM利用者)は、だれなのかという事項が重要

 コンサル? 誰でも利用できるのもでないかも

 行政? 入力DBが更新されるのが条件

倉内)

・出力の解釈、利用についての議論は、このメンバの役目はない

吉井)

・認証のレベル、位置付け まずツールとしてのみの認証を行うべき

羽藤)

・今回の認証は車検

高山)

・予算によるデータ制約→判定基準、シミュレーション定食が必要

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4)全体討議

吉井)■Bグループ発表

・内容省略

桑原)

・シミュレーションという言葉の意味する範囲、定義の明確化が必要

赤羽・大口)■Aグループ発表

・使われるべき時に使われない、やらなくて良いときに強制される。

・前例主義の逆活用による啓蒙活動(研究会で実践マニュアル出版?)

SIMを使うべき条件、使わなくても良い条件の明示、チェックリスト化

H16に予定の立地法改訂が一つの目標

・事例フォーマットの積極的収集(アセス関係?)

小根山)

SIMをやるべきかどうかのチェックリストだけでなく、手順のチェックリストも作成すべき

内田)

・悪い事例も収集すべき

佐藤)

・認証制度は必要(対象:ツール、プロセス、ユーザ)

・短期的には

 ツール:データのプラットフォーム化、ツールのモジュール化

 プロセス:マニュアル化、事後評価の仕組み

 ユーザ:認証制度、講習会

久保田)

SIMの利用にあたってはユーザ認証なのか、ツール、プロセス認証なのかは並列に検討すべき

倉内)

・プロセス認証が全てを包括するのではないか

赤羽)

・航空機のチェックリスト+パイロット免許の様にプロセスだけではない

桑原)

・ユーザの教育自体に意味がありリテラシ向上自体がユーザ認証の前段階という意味

内田)

・ユーザには、SIMを操作する人と、結果の解釈を行うだけの人の二種類があり、後者の場合は交通技術者としての認証につながる

堀口)

・マニュアルを作成すると、マニュアルの例さえ行えばOKという意識が多く発生するので、全体としてのリテラシ向上へつながる仕組みが欲しい。例えば、単価計算につながる様なもの。

吉井)

3年という期間は短い。重鎮の先生方は抵抗勢力を論破せよ。

桑原)

・官を取り込んだ今回の委員会、組織は意味がある。

内田)

 

 

次回集会:拡大運営幹事会OR縮小総会?

2002/2/8-9 OR 2/2-3(北海道OR東京)