座談会 インターモーダルとITS(No.12)
料金制度と交通結節点2
○荻野 JR東日本は、そういう考えで新幹線の駅に全部でかい駐車場をつくったんですよね。何しろそこへ来てくれれば駐車場がある。料金も安く、無料なところもあるときいています。
○中村 全部JRさんがお金を出して、駐車場をただでつくっているんですよね。
○荻野 そういうようなことで、一生懸命やっていますよね。
○中村 そういうところに、このインターモーダルの情報提供というのは入ってくる部分はあるだろうと思うんですね。ただ、全部では全然ない。かなり限定的だと思う。
○吉開 あれ、前から思っていたんですけど、ぜひ駐車場の予約サービスをやってほしいですね。というのは、地方の新幹線の駅は大体外れたところにあるじゃないですか。皆さん車で行って、ほとんど1日とか半日停めっ放しですよね。無料ったらしようがないんでしょうけれども、大体必要だから車で行って、新幹線に乗るわけですよね。バスなんかで行けばいいんだけど、結局みんな自分の車で行っちゃうから、あれすごく大きなマーケットになるんじゃないかと思うんですけどね。
○中村 それは先ほどおっしゃった、切符がIDになれば、そのIDで予約して、そのIDで停められて、決算もそれでできちゃうんで、現金は駅でやっちゃう。
○荻野 最初から「私はそこまで自動車で行って、停めていく」という案内を受ければ、もう後は全部面倒見ることができるわけですね。要はどこからどこまでという戸口から戸口さえ、システムというんですか、別に鉄道のシステムでなくても何でもいいですけれども、それを保証したら、あとのアレンジメントはやる。そのアレンジメントがある程度できる個々のインフラみたいなものは、もうできるでしょうし、技術的な困難は余りないはずですよね。さっきの、特に自動車単位だったら、もう全然問題ありませんから。
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