by Tetsuro HYODO Date: Mon, 12 Apr 1999 14:24:53
兵藤 哲朗@東船大 です。
新横浜駅を通り過ぎる「のぞみ」を眺めるがごとく、高速で展開される議論に 参加できませんでしたが、ちょっとコメントさせて下さい。(やや蒸し返しの
感もありますが)
提供情報の価値を考えるとき、個人的には「所要時間」を
1) システムから提供される所要時間(シグナル)
2) 個人が頭の中で認知している所要時間
3) 実移動により観測される所要時間
にわけることにしています。1), 2), 3) の組み合わせで情報価値が決まったり、 動的な選択プロセスがある程度説明されると考えているのですが、情報の価値を
計測するとき、上記の2)をどう測るかが極めて難しいし、かつその値が 情報価値を決定的に左右するという印象を持っています。
一旦事故が起こったときの所要時間
初めての観光地における所要時間
などが2)の所要時間分散が大きく、情報の価値が高い局面ですが、その値は 個人属性によっても変化し、効果をうまく計測する方法論が現在のところ
存在しないと感じています。
しかしながら、局地的な天気予報をきめ細かく提供する有料サービスが 流通業者などにより活用されている(だいぶ前にきいた話ですが)ことを 考えると、情報提供会社も一部のマーケットのニーズを確実に掴み得ると
思っています。
これまでの議論の継続的なメイルとなってませんがご容赦下さい。
以上