混雑情報のセット販売

by Hirokazu AKAHANE Date: Mon, 12 Apr 1999 14:37:20

赤羽@千葉工大です.
(@委員長改め: "委員長という立場"を,いつも書いているうちに忘れてしまうため.)

赤松さん,返信ありがとうございます.

At 10:31 午後 99/04/10 +0900, 赤松さん wrote:
b烽ソろん,システム全体として"最良"の状態は,現実に達成できるわけもありません.が,少なくとも,個々人の最適化レベルのこと (*2)しか想定しなかった結果,システム状態としては "改悪" とな ってしまったという事態を(それが予想できるなら)避けるための方法は考えておくべきではないでしょうか?(*3)

その通りだと,私も考えます.実は,この前の意見を発信してから,赤松さんはシステムを最適化するべきだと言っているわけではなく,上記の趣旨を主張しているのに,トンチンカンな返信をしてしまい,「マズイ!」と悔やんでいたところです.

>また,(ちょっと論点がそれてしまう例かもしれませんが)例えば, 交通安全・都市計画の観点からは,細街路へは通過交通を侵入させ るべきではないことを考慮すると,(個人レベルでは)どんなに細

交通安全・都市計画などとも折り合いをつけることこそが「交通戦略」だと,ある人に教えてもらいました.

>(*2) 現状だけを考えるなら,情報利用者の数,提供情報の量・質が たかが知れているので,
"外部性"の問題まで考える必要はないとは思います(でも,ナビゲーション・システムの台数がいつのまにか 400万台にもなっているのは驚きです).あくまでも長期的問題として.

私も"カーナビ"の普及に驚いているとともに,だからこそ上記の指摘を長期的 と言うより中期的な問題として視野に入れておくべきではないかと思っています.

>(*3) これは,粗っぽく言えば,個人と市場に任せておけばよいので, 道路システム管理者や研究者がわざわざ口出し・議論する必要が無い(*4).

>(*4)もちろん,研究者が,このレベルのことについて研究したり, アイディアを提供することは,民間企業活動のサポート(を通じて,市場原理の貫徹を効率化する)という意味で価値はあると思います. が,少なくとも,個々人の"感性"レベルのことに"政府/官"が口出しする必要はないと思います(例えば, 国や県が ITS事業推進の名目の

どこまで"政府/官"が"税金"で整備し,どこから"民"が工夫して自己責任で使うべきか,その"線引き"の仕方も,重要な課題だと思います.

以上

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