1.開催概要 |
日 時:2022年8月9日(火)〜10日(水) |
会場・開催形式: 早稲田大学早稲田キャンパス15号館(東京都新宿区)及びオンライン配信 |
参加人数:495名
発表件数:130編 |
開催のお知らせ及びプログラム |
2.セッション名及び座長・副座長は次のとおりである。 |
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1.交通安全(1) |
座 長:萩原 亨(北海道大学)
副座長:吉田 長裕(大阪公立大学) |
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2.交通安全(2) |
座 長:池田 武司(国土技術政策総合研究所)
副座長:兵頭 知(日本大学) |
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3.交通行動分析 |
座 長:室町 泰徳(東京工業大学)
副座長:竹平 誠治(潟Iリエンタルコンサルタンツ) |
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4.歩行者交通 |
座 長:山中 英生(徳島大学)
副座長:田中 義宗(警視庁) |
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5.交通需要予測 |
座 長:福田 大輔(東京大学)
副座長:石井 良治((一財)計量計画研究所) |
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6.運転者認知・挙動 |
座 長:桑原 雅夫(東北大学)
副座長:内田 達夫(潟jュージェック) |
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7.交通調査手法 |
座 長:小川 圭一(立命館大学)
副座長:邢 健(轄qャ道路総合技術研究所) |
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8.災害・Covid-19 |
座 長:大森 宣暁(宇都宮大学)
副座長:白柳 洋俊(愛媛大学) |
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9.交通容量・道路計画 |
座 長:小根山 裕之(東京都立大学)
副座長:河本 一郎(阪神高速道路) |
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10.交通流 |
座 長:大口 敬(東京大学)
副座長:吉尾 泰輝(首都高速道路) |
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11.交通制御 |
座 長:尾崎 晴男(東洋大学)
副座長:柳原 正実(東京都立大学) |
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12.運転支援・自動運転 |
座 長:宇野 伸宏(京都大学)
副座長:小川 裕樹(国土交通省道路局) |
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13.駐車・ターミナル |
座 長:松本 幸司(国土技術政策総合研究所)
副座長:猪井 博登(富山大学) |
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14.自転車・パーソナルモビリティ |
座 長:藤田 悟郎(科学警察研究所)
副座長:鈴木 美緒(東海大学) |
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15.都市交通計画 |
座 長:大沢 昌玄(日本大学)
副座長:高山 雄貴(金沢大学) |
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16.公共交通 |
座 長:原田 昇(中央大学)
副座長:吉田 俊介(八千代エンジニヤリング) |
3.研究奨励賞(3件)及び安全の泉賞(1件) (〇は発表者、論文番号順) |
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<研究奨励賞> |
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論文番号27.「バーチャルリアリティ実験による歩行者の横断位置選択行動分析」(研究論文)
○ |
中島 孝規 |
パシフィックコンサルタンツ株式会社 |
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井料 美帆 |
名古屋大学 |
研究要旨 |
近年、歩行者の横断歩道外横断(乱横断)を抑制し、安全な横断機会を増加させるため、二段階横断施設を含めた無信号横断施設の設置が検討されている。しかし、横断施設の設置位置や種類の違いによる乱横断抑制の定量的効果は明らかになっていない。そこで本研究では、バーチャルリアリティ(VR)を利用した実験を行い、無信号横断施設の設置位置や種類が個々の歩行者の横断位置選択に及ぼす影響要因を分析した。その結果、無信号横断施設が設置してある場合にはその地点を高確率で選択すること、横断歩道の路面標示がある施設の方が交通島のみのものに比べ選択されやすいことが分かった。さらに、事前に宣言した経路の乱横断割合に比べると、実際に選択した乱横断の割合が高く、歩行中の到着車両の存在の有無によって乱横断が選択されることが示された。 |
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<研究奨励賞> |
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論文番号70.「道路利用特性指標を用いた道路ネットワークの階層化度の提案」(研究論文)
○ |
関原 敏裕 |
元名古屋大学 |
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柿元 祐史 |
元名古屋大学 |
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中村 英樹 |
名古屋大学 |
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井料 美帆 |
名古屋大学 |
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張 馨 |
名古屋大学 |
研究要旨 |
道路ネットワークが概成したわが国において、依然として発生している道路交通問題の解決策の一つとして、機能階層型道路ネットワークの考え方が重要である。本研究では、道路ネットワークがどの程度機能階層的に利用しうるかを評価する方法について提案する。3つの階層を設定した仮想道路ネットワークにおいて、自由走行時を対象とした最短経路探索を行い、トリップ長と階層利用に関する道路利用特性指標を算出する。この指標値から想定される道路ネットワークの状態から、その機能階層性を4段階の階層化度で評価する方法を提案した。そして、岐阜南部と静岡西部の道路ネットワークを対象としてケーススタディを行った。その結果、現状では機能階層性に関する評価は低く、これを向上するためには、中位階層の道路が必要であることが明らかとなった。 |
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<研究奨励賞> |
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論文番号95.「歩行者の安心かつ円滑な横断を目的とした自動運転車による意思伝達装置に関する研究」(研究論文)
○ |
和田 駿一 |
北海道大学 |
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高橋 翔 |
北海道大学 |
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萩原 亨 |
北海道大学 |
研究要旨 |
ドライバが不在化する自動運転車が普及すると,歩行者は車の行動意図を読み取りにくくなることが懸念される。本研究では,無信号横断歩道において歩行者に接近車の意図を伝える情報提示の効果を検証することを試みた。情報提示として,歩行者に横断を促す「アイコン」,減速を表す「フロントブレーキランプ」,双方向のコミュニケーションを考慮した「視線に応じたアイコン」を比較した。Unity を用いて仮想現実(VR)内の接近車に情報を表示させた。VR を用いて,14 名の実験参加者による実験を実施し,情報提示条件別に接近車の減速認知と横断判断を評価した。フロントブレーキランプを表示することで接近車の減速認知時間が早まった。視線に応じたアイコンでは,フロントブレーキランプと併用することに横断判断が早まった。 |
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<安全の泉賞> |
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論文番号47.「無信号交差点における停止線の位置変更による一時停止率向上と速度抑制効果」(実務論文)
○ |
川本 義海 |
福井大学 |
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梅津 拓 |
村本建設株式会社 |
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宇津 悠祐 |
国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所 |
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川村 一博 |
福井県警察本部 |
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鷲見 泰央 |
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)福井支部 |
研究要旨 |
無信号交差点における交通事故抑止対策として、安全余裕のために停止線を交差点から大きく後退させる方法から、逆に停止線を交差点に近づけることで非優先側からの視認性及び安全意識を高める改善策を提案しその効果を検証した。具体的には、非優先側道路から優先側道路を見通しやすい位置に停止線を前進させるとともに横断歩道幅員を実効幅に適正化し、さらに停止線手前のカラー段差舗装により一時停止率向上と速度抑制を目指した。その結果、一時停止率は 4.2%から 9.3%へ最大 5.1%向上し、停止線手前の区間平均速度は 20.3km/h から 17.3km/h へ最大 3km/h 低下した。以上より、一時停止率向上と速度抑制に一定の効果を確認したとともに、同様の無信号交差点における事故抑止対策としての応用可能性を示唆した。 |
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