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■第36回交通工学研究発表会
1.開催概要
            日 時:平成28年8月8日(月)〜9日(火)
            会 場:東京都千代田区 「日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館」
            発表件数:107編
            聴講者数:約450名
開催のお知らせ及びプログラム
2.セッション名及び座長・副座長は次のとおりである。
  交通流(1) 座 長:吉井 稔雄(愛媛大学)
副座長:井ノ口 弘昭(関西大学)
  交通流(2) 座 長:朝倉 康夫(東京工業大学)
副座長:布施 孝志(東京大学)
  交通容量・サービス水準 座 長:大口 敬(東京大学)
副座長:小林 克徳(警視庁)
  都市交通調査とデータの応用 座 長:小早川 悟(日本大学)
副座長:石坂 哲宏(日本大学)
  歩行者交通 座 長:辰巳 浩(福岡大学)
副座長:谷口 綾子(筑波大学)
  自転車交通 座 長:日野 泰雄(大阪市立大学)
副座長:小川 圭一(立命館大学)
  交通安全(1) 座 長:萩原 亨(北海道大学)
副座長:川本 義海(福井大学)
  交通安全(2) 座 長:牧野 浩志(国土技術政策総合研究所)
副座長:稲垣 具志(日本大学)
  運転者認知・挙動(1) 座 長:中村 英樹(名古屋大学)
副座長:遠藤 学史(首都高速道路)
  運転者認知・挙動(2) 座 長:田久保 宣晃(科学警察研究所)
副座長:後藤 誠(東日本高速道路)
  情報提供・運転支援 座 長:瀬戸下 伸介(国土技術政策総合研究所)
副座長:鈴木 弘司(名古屋工業大学)
  交通行動分析 座 長:桑原 雅夫(東北大学)
副座長:梶田 佳孝(東海大学)
  高齢者交通 座 長:大森 宣暁(宇都宮大学)
副座長:丸山 佳孝(鞄血コンサルタンツ)
  生活道路・地区交通 座 長:元田 良孝(岩手県立大学)
副座長:竹下 卓宏(国土交通省道路局)
  公共交通(1) 座 長:山中 英生(徳島大学)
副座長:土屋 哲(鳥取大学)
  公共交通(2) 座 長:中村 文彦(横浜国立大学)
副座長:秋元 伸裕((一財)計量計画研究所)
  防災・災害時交通 座 長:森本 章倫(早稲田大学)
副座長:深井 靖史(兜沁Rコンサルタント)
  交通情報と交通管制 座 長:轟 朝幸(日本大学)
副座長:多田 昌裕(近畿大学)
  道路計画・都市交通計画(1) 座 長:藤原 章正(広島大学)
副座長:井料 美帆(東京大学)
  都市交通計画(2) 座 長:岸井 隆幸(日本大学)
副座長:嶋本 寛(宮崎大学)
3.座長・副座長総括報告
4.研究奨励賞(3件)(安全の泉賞は該当なし)     (〇は発表者、論文番号順)
  <研究奨励賞>
  論文番号22.「自律白杖とことばの地図を用いた視覚障碍者ナビ」(研究論文)
沢田 有美恵 大阪市立大学
  内田 敬 大阪市立大学
  佐美三 幸典 三井住友銀行
研究要旨

 視覚障碍者は晴眼者と異なり、スマートフォンなどを応用した歩行ナビを利用することが困難である。視覚障碍者は、見知らぬ土地を単独で歩くことはもちろん、歩きなれた地区でさえも、普段使用しない施設や日々変化する街の状況がわからず、街歩きを楽しめない境遇にある。この格差を解消するために、安心な街歩きの観点から音声案内(ことばの地図)を主とする歩行者ナビの研究を進めてきた。

 本研究では、通常の白杖だけでは手がかりが乏しくて歩行が困難とされる広場的空間に着目する。視覚障碍者の外出意欲を刺激するような広場的空間の回遊性向上を目的としたことばの地図の地物記述ガイドラインの拡充を行う。さらに、広場的空間における歩行方向の個人差を解消するために方向を指示する補助デバイスとして自律白杖を導入し有用性を検討する。
  <研究奨励賞>
  論文番号90.「消毒ポイント設置を考慮した口蹄疫の防疫計画」(研究論文)
嶋本 寛 宮崎大学
  米良 昂大 宮崎大学
研究要旨

 口蹄疫発生時には,家畜伝染予防法に基づき家畜の殺処分や道路沿道に消毒ポイントを設置するなどの対策が取られる.消毒ポイントの設置にともない地域交通に重大な影響を及ぼすため,防疫計画を立案するにあたり地域交通への影響も考慮することが重要である.そこで本研究では,家畜および地域交通に及ぼす影響を同時に考慮した口蹄疫防疫計画の立案に資する,消毒ポイントの設置を考慮した口蹄疫の空間伝染モデルを構築した.提案したモデルを仮想ネットワークに適用した結果,消毒ポイント設置による家畜に及ぼす影響と交通に及ぼす影響に関するトレードオフの関係があることを確認した.さらに,予防的に発生前から消毒ポイントを設置したとしても,設置箇所数が少なければ家畜に対する十分な効果が発揮できない可能性があることを示した.

  <研究奨励賞>
  論文番号106.「社会経済条件変化からみる高速道路インターチェンジ整備に関する歴史的考察」(研究論文)
帆足 元 中日本高速道路(株)
  家田 仁 政策研究大学院大学
研究要旨

 高速道路インターチェンジ(IC)は出入制限を行っている高速道路空間への唯一のアクセスポイントであり,高速道路の機能を決定付ける最重要ファクターである.高速道路建設史のなかでは利便性向上策の一環として,全国的に多くの追加IC整備がなされてきた.また今後も既存ストックの更なる有効活用が求められるなか,多くの追加ICが整備される計画である.本研究は,今後の効率的な追加IC整備への示唆を得ることを目的とし,路線毎に基準化されたIC間隔の時代変遷について整理・分析を行った.その結果,既存のIC整備が概ね共通のロジックにより説明可能であることが明らかとなった.また基準化した平均IC間隔の考えの下で,主要縦貫系路線への追加IC整備が高速道路の利便性向上に効果的であるという示唆を得た.

   


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